2017年06月13日

【資産】学校会計で「圧縮記帳」はできるのか?

耐震工事こんにちは!今日は、地方の幼稚園さんからのご質問です。

 

<Q>学校会計で「圧縮記帳」はできるのか?

 耐震補強工事をして国から補助金をもらいました。そこで、建物の圧縮記帳をしたいのですが、会計士さんから「学校会計では圧縮記帳はできません」と言われました。どうしてですか?

 

<A>

 資産の評価方法は、基準25条で「(資産の評価)25条 資産の評価は、取得価額をもってするものとする。」と定めがあります。これは、学校会計では、取得原価、簡単に言うと買った値段は、わかりやすくて、はっきりしていて、資産の有高を表すのに適しているからと考えたからです。このため、資産の評価を取得価額以外ですることはできません。

 このため圧縮記帳を用いて資産の取得価額を変えて表示することはできません。

 

<少し発展>

参考1.基準制定当時の文部省の基準解説資料

(資産の評価〉

25条資産の評価は、取得価額をもってするものとする。

………

条は、資産の評価は取得原価主義を原則とすることを定めたものである。

⊆萋生恐措腟舛鮑陵僂靴燭里蓮学校法人の性格上、その所有盗産の処分または再取得を前提とする時価による評価を経常的に行なう必要性が乏しいこと、取得原価主義の有する客観性、確実性の長所を重視したことによるものと考える。

 

参考2:会計士協会の解説

固定資産に関するQ&A(学校法人委員会研究報告第20)

4−2 圧縮記帳

Q 売却益相当額としての売却差額に係る代替資産の取得について、圧縮記帳はなぜできないのでしょうか。

A 圧縮記帳は、税負担面からの課税延期の技術的方法であり、もともと会計上、認められるべき性格のものではない。企業会計においては、税法の規定との調整上容認されているものであるが、法人税法との調整を考慮する必要のない学校法人会計においては、圧縮記帳を考える必要はないのである。

 

今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0)★ 固定資産 

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字