2017年01月18日

【寄附行為】最上位の学内規程

no1こんにちは!今日は、専門学校の経理の方からのご質問です。

 

<Q>最上位の学内規程

 法人の規程集で寄附行為が最上位の規程であることを説明したいのですが、根拠はどこにありあすか?

 

<A>

 学内の規程集で、寄附行為だけ作成(私学法30条)も変更(私学法45条)も所轄庁の認可が必要となっており、学校法人運営の根本規則となっています。

 

<追加説明>

 やはり上手な説明は、法律の専門書のお力をお借りします。

「解説私立学校法」p8991H27。俵正市先生)より

 

2学校法人の根本規則

 寄附行為は、国の憲法にも比すべき、学校法人の根本規則である。この点を次にみてみる。

(1)学校法人設立の根源

 学校法人が設立されるためには、まず、所轄庁により寄附行為が認可されなければならない(私学法30)。寄附行為が認可された後に、設立の登記をすることによって、学校法人が成立する(同法33)。このように、寄附行為は学校法人設立の根源をなしている。寄附行為の変更(文部科学省令で定める事項に係るものを除く。)についても、所轄庁の認可を受けなければ、その効力を生じない(同法45)

 

(2)形式的効力の優先

 学校法人は、その内部で各種の規則を定めるが、寄附行為の規定に反する諸規則の規定は、その効力を有さないこととなる。上位の規則に下位の規則が反し得ないとする効力を、形式的効力というが、寄附行為は、その作成、変更に所轄庁の認可を必要とするので、学内諸規定は、これに反することができず、学内規定の中で、最も高い形式的効力を有している。

 

(3)学校法人運営の準則

 学校法人の運営は、寄附行為に基づいてなされなければならない。学校法人の管理機関の選任、理事会の開催、予算、決算等すべて寄附行為の定めるところによる。

 

(4)紛争解決の規範

 学校法人及びその役員等に関して紛争が生じたときは、寄附行為が紛争解決の規範となる。

 

 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0)◎ 法人運営 

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