2017年01月06日

【監査】会計士の手の内「詳細テスト」って何?

監査5こんにちは!今日は、高校の方からのご質問です。

 

<Q>会計士の手の内「詳細テスト」って何?

 会計士さんが言う詳細テストって何ですか?

 

<A>

 詳細テストは、経費支払いについて請求書と照合したり、預金残高について銀行に残高確認状を発送し、残高を照合し確認します。このように監査で確認したい諸点(アサーションと言います)を直接的な証拠で個別に確認する手続を詳細テストと言います。

 

<少し説明>

 詳細テストは、監査基準委員会報告書に出て来ます。

 監査基準委員会報告書の体系及び用語(監査基準委員会報告書序)

No

用語

定義又は説明

備考

135

詳細テスト

Test of detail

実証手続のうち、分析的実証手続以外の手続をいう。

監基報330第3項

 

これだけでは、詳細テストが消去法的な定義なのでわかりません。そこで、

No

用語

定義又は説明

備考

118

実証手続

Substantive procedure

アサーション・レベルの重要な虚偽表示を看過しないよう立案し実施する監査手続をいい、以下の二つの手続で構成する。

‐楮戰謄好函兵莪種類、勘定残高、開示等に関して実施する。)

∧析的実証手続

監基報330第3項

となっていますが、監査基準委員会報告書は監査専門の公認会計士向けの説明なので専門用語が多くわかりづらいです。

 

 そこで、日常用語で割り切って砕いて説明します。正確性より理解優先です。

 例えば、決算書の数字が正しいかどうかを上記で出てきた実証手続で確認しようとします。この場合、2つの監査手続を使います。

 (析的実証手続…鳥の目で決算書を見下ろすようなチェック。

 ⊂楮戰謄好函牒,乃い鼎い唇枉鐡世砲弔い童鎚娘莪を証拠資料と確認します。

 

 通常、決算数値は、限られた時間で全部の取引を個別チェックすることは困難ですので、分析的実証手続はメイン手続、詳細テストがサブ手続になります。

 

 もう一つ踏み込んで具体例で説明すると。

確認したい諸点

(アサーション)

分析的実証手続

詳細テスト

人件費計上額の網羅性

人件費総額、教職員数、平均給与額を前年度と比較する。

一部教職員について人件費額を給与台帳と照合する。

 

今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0)◎ 監査 

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字