【寄附行為作成例14/45】理事の代表権の制限)第14条【寄附行為作成例16/45】(監事の職務)第16条

2016年08月19日

【寄附行為作成例15/45】(理事長職務の代理等)第15条

順位

こんにちは! 学校法人寄附行為作成例の各条のミニ解説をしています。今日は、第3章 役員及び理事会から(理事長職務の代理等)第15条です。






寄附行為作成例

(理事長職務の代理等)

第15条 理事長に事故があるとき、又は理事長が欠けたときは、あらかじめ理事会において定めた順位に従い、理事がその職務を代理し、又はその職務を行う。



【ミニ解説】

1.本条の趣旨

 本条は、理事長が職務代理・代行者を定めています。

 私学法では、「寄附行為の定めるところにより、……理事長に事故があるときはその職務を代理し、理事長が欠けたときはその職務を行う」(私学法37条◆法廚筏定しています。

 ここで、「寄附行為の定めるところにより」というのは、寄附行為において「常務理事は、理事長を補佐して学校法人の業務を掌理し、理事長に事故があるときはその職務を代理し、理事長が欠けたときはその職務を行う。」等の規定を設けるとともに、当該規定に基づいて任命等の手続を実際に行うことをいいます(参考:松坂先生p235)。

 「作成例」旧規定では、あらかじめ理事会において指名するものとしていましたが、新規定の15条では、あらかじめ理事会で代理・代行する理事の順位を定め、理事長業務が滞ることないような工夫がされています。



(理事長職務の代理等)

第15条 理事長に事故があるとき、又は理事長が欠けたときは、あらかじめ理事会において定めた順位に従い、理事がその職務を代理し、又はその職務を行う。

(理事長職務の代理等)

第16条 理事長に事故があるとき、又は理事長が欠けたときは、あらかじめ理事会において指名された理事が、その職務を代理し、又はその職務を行う。



2.「事故があるとき」と「欠けたとき」

 「事故があるとき」とは、傷病、長期出張、職務執行停止の民事仮処分など暫時職務を行うことができない状態にあることをいいます。

 「欠けたとき」とは役員の死亡、辞職、任期満了、失職等の原因により理事長が不在となり、理事長の職務に服する者がいないとなった状態にあることをいいます(参考:松坂先生p235

 

3.実務

 理事長職務代理・代行についてアンケート調査では、回答625法人中、規定のないものは1法人だけで、残りの学校法人すべて(624法人)が規定を設けています。その内訳は、「作成例」と同じく、あらかじめ理事会で順位を定める方法が最も多く65.2%、続いて理事長の指名が14.9%、副理事長が代理。代行するものが7.7%、常務理事が代理・代行するものが6.7%となっています。

(出典:学校法人諸規定の整備と運用(第七版)p56H27法友社)


 今日は、ここまでです。

 

 

 

 



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) 【法】寄附行為作成例・逐条ミニ解説 

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