2016年04月28日
【基本金の要組入高】固定資産明細表と基本金明細表のつながり
固定資産明細表の「建物 期末残高300」と基本金台帳の「建物 組入高200」のつながりがわかりません。監査中で困っています。 ※固定資産明細表 …(略)… 期末残高 減価償却の累計額 差引期末残高 建物 …(略)… 300 120 180 ※基本金台帳 …(略)… 要組入高残高 未組入高残高 備考 建物 …(略)… 200 150 次年度繰延高50 <A> 固定資産明細表は、学校法人会計基準の第8号様式で全国共通ですが、基本金台帳は統一した様式がないので各学校で微妙に違うことかと思います。 さて、ご質問の結論です。 算式で言うと 固定資産明細表の建物300は、取得価額でした。 「要組入高」=「組入高」+「未組入高」でした。 正確には、「未組入高=要組入高―組入高」(第10号様式の注)です。 今回は、基本金の取崩対象額の50を繰り延べています。建物50については、再取得の予定があるので取崩対象額としないで繰り延べたわけです。 ですから、固定資産明細表は建物の期末残高200。 一方、基本金台帳では、 建物の要組入高 200(代金支払い分) +未組入高 150(代金未払分) −次年度繰延高 50(建物の再取得予定分) 計 300 で数字がつながります。 今日は、ここまでです。
<Q>固定資産明細表と基本金明細表のつながり
他方の基本金台帳です。
基本金の公式を基本金明細表で言うと、