2016年04月14日
【明細表】借入金明細表の長短振替表示の※印
<Q>借入金明細表の長短振替表示の※印
借入金明細表では、長期借入金のうち、返済期限が貸借対照表日後1年以内になったものは、借入金明細表の「返済期限が1年以内の長期借入金」の区分に振替表示します。このときに※印をつけて二段表示しますが、この場合※印の増減は、二段表示の上の方ですか、下の方ですか?
<A>
まずは二段表示の根拠です。
今は、「学校法人計算書類の表示に関する研究報告(学校法人委員会研究報告第33号)に根拠があります。従来の委員会報告20号からの引越です。
さて、33号の該当箇所です。
2.借入金明細表 (1)長期借入金のうち、その分割返済期限が貸借対照表日後1年以内に到来するものは、借入金明細表の「返済期限が1年以内の長期借入金」の区分に記載する。 (2)当期末において、新たに返済期限が1年以内の長期借入金となった金額については、長期借入金の当期減少額欄及び短期借入金(返済期限が1年以内の長期借入金)の当期増加額欄のそれぞれの金額の頭に※印を付してその関連を明確にする。 なお、長期借入金の期限前返済があったときは、長期借入金の当期減少額欄に前記※印金額と区分して二段書表示する。 また、前記※印金額は資金収支と関連がないため、当期増加額欄及び当期減少額欄の合計(小計及び計を含む。)においてもとを区分して二段書表示する。
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これだけでは、二段書表示の上段、下段のどっちかがわかりません。
これについては、33号に記載例が加筆されましたので便利です(略図を下記に添付)。
記載例では、※印の振替増減は、下段に記載しています。