【負債】修学旅行費預り金の会計処理【監査】監査報告書の参考事項って何??

2016年04月11日

【図書】DVDやCDタイプの図書

ソフト3こんにちは!今日は高校の図書館の方からのご質問です。


<Q>DVDやCDタイプの図書

 図書館では、DVDソフトやCDソフトがありますが、会計処理については会計士さんが「図書に準じて会計処理して下さい」と言います。根拠があれば教えて下さい。


<A>

 図書の会計処理については、旧文部省の通知があり今でも生きています。通知名は、「『図書の会計処理について(報告)』について(通知)」(S47.11.14。文部省管理局長通知 雑管第115 )です。ここでは、「図書と類似の役割を有するテープ、レコード、フィルム等の諸資料は、利用の態様にしたがい、図書に準じて会計処理を行うものとする。」としています。会計士さんは、この通知を言っているのだと思います。

 そうすると、「長期間にわたって保存、使用することが予定される」ものは図書になります。そうでない「学習用図書、事務用図書等のように、通常その使用期間が短期間であることが予定される図書は」消耗品費などの経費になります。


 図書の通知は、短いので覚えておきましょう。ポイントは6つだけです。

雑管第115

図書の会計処理について

1.長期間にわたって保存、使用することが予定される図書は、取得価額の多寡にかかわらず固定資産に属する図書として取扱う。

2.固定資産に属する図書については、原則として、減価償却経理を必要としないものとするこの場合、図書の管理上、除却の処理が行なわれたときは、当該図書の取得価額相当額をもって消費支出に計上するものとする。

 除却による経理が困難なときは、総合償却の方法により減価償却経理を行なうことができる。

3.学習用図書、事務用図書等のように、通常その使用期間が短期間であることが予定される図書は、取得した年度の消費支出として取り扱うことができる。

4.図書の取得価額には、原則として、取得に要する経費を含まないものとする。大量購入等による値引額および現金割引額は、「雑収入」として処理することができる。

5.消費支出として処理した雑誌等を合冊製本して、長期間にわたって、保存、使用する図書とする場合は、その合冊製本に要した経費をもって、当該図書の取得価額とすることができる。

6.図書と類似の役割を有するテープ、レコード、フィルム等の諸資料は、利用の態様に従い、図書に準じて会計処理を行なうものとする。


 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) ★ 固定資産/図書 

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