2016年03月29日
【消費税】リバースチャージの会計処理は?!
こんにちは!今日は、大学の図書館の方がいらしてのご質問です。
<Q>リバースチャージの会計処理 学校法人が海外に、1年分の図書代(ネットで見る電子図書)30万円を払います。支払方法は、大手の○○書店に払う場合と、直接海外に払う場合があります。ネットで見る電子図書について昨年の10月よりリバースチャージが始まったとのことですが、会計処理を教えて下さい。 なお、学校は、非課税の収入が多く必ず課税売上割合が95%未満になります。 <A> 2つの会計処理が考えられます。 1.シンプルな会計処理(支払時に消費税を認識しない処理) 支払時 (借)情報利用料 300,000 (貸)預金300 000 決算時 (借)公租公課 ×× (貸)未払消費税 ×× <少し説明> 新設された法人税個別通達5の2本文に従った会計処理です。 未払消費税は、リバースチャージ取引分の消費税です。 2.支払時に仮勘定で処理する方法 支払時 (借)情報利用料 300,000 (貸)預金300 000 (借)仮払消費税 32,000 (貸)未受消費税 32,000 決算時(借)仮受消費税 32,000 (貸)未払消費税 32,000 (借)公租公課 ×× (貸)未払消費税 ×× <少し説明> 法人税個別通達5の2但し書きの会計処理です。なぜか税務の専門書でこちらの方が多く紹介されていたように感じます。 学校会計では消費税は、ややこしい世界ですが、事務局的にはシンプルな1.の会計処理がおすすめです。 今日は、ここまでです。