【改正】寄付金の新しい表示方法とは?!【幼稚園】就園奨励費と施設型給費

2016年03月14日

【基本金】基本金の繰延(未組入)の今昔とは?!

質問こんにちは!学校会計仲間の懇親会でのご質問です。






<Q>昔の「基本金の繰延(未組入)」とは?!

 基本金の話ですが、昔は基本金の繰延(未組入)ができなかったというのは本当ですか?


<A>

 学校法人会計基準は、昭和46年に施行されましたが、基本金についての大改正は昭和63年施行改正(昭和628月改正)と平成17年施行改正にありました。今日は、昭和63年施行改正の話になります。


1.基本金明細表を作らない幼稚園法人の場合

 基準ができた当時の基本金について、知事所轄学校法人(高校を設置するものを除く)は、基本金明細表の作成が任意となっていました(旧基準38条◆法ここで、基本金明細表を作成しない幼稚園法人などは、旧第30条△竜定(借入金又は未払金により固定資産を取得した場合の基本金組入れの繰延べ)は適用しないとなっていました(旧基準38条)。つまり、基本金の明細表を作らない昔の幼稚園法人は、借入金又は未払金で固定資産を取得した場合であっても基本金組入れを行わなければならならないことになっていました。ここでは、基本金の繰延(未組入処理)はできませんでした。


2.大学法人、高校法人等の場合(1以外の学校法人)

 また、大学法人、高校法人については旧基準30条△如∩汎れの繰延べ(未組入処理)ができる旨が定められていました。ここでは「第1号及び第2号に規定する固定資産を取得した場合において、その取得に要した金額のうち当該会計年度の帰属収入をもって充てることができなかった金額があるときは、その金額については翌会計年度以降の会計年度において基本金への組入れを行うことができる」とありましたが、基本金の繰延(未組入)が任意となっていたので、未組入の基本金をどの年度で組み入れる年度が不明確でした。また、固定資産を購入しても、固定資産の「取得に要した金額のうちに当該会計年度の帰属収入をもって充てることができなかった金額」は、ホントに帰属収入で買ったのかそれとも帰属収入でない前受金でかったのか不明確だと言う議論もありました。


 そこで、昭和62年8月改正で旧基準30条△郎鐔され、現30条が全学校法人に適用されるようになりました。ここでは、「学校法人が第1項第1号に規定する固定資産を借入金又は未払金により取得した場合において、当該借入金又は未払金に相当する金額については、当該借入金又は未払金の返済又は支払)を行った会計年度において、返済又は支払を行った金額に相当する金額を基本金へ組み入れるものとする。として、現在と同じ全学校法人に共通のルールができあがりました。こうして基本金の組入と未組入のルールが以前より明確になりました。


<参考:新旧対照表>

昭和46年基準

現行基準

(基本金への組入れ)

30

………

………

2 学校法人が前項第1号及び第2号に規定する固定資産を取得した場合において、その取得に要した金額のうちに当該会計年度の帰属収入をもって充てることができなかった金額があるときは、その金額については翌会計年度以後の会計年度において基本金への組入れを行なうことができる。



 

(基本金への組入れ)

30

………

………

3 学校法人が第1項第1号に規定する固定資産を借入金(学校債を含む。以下この項において同じ。)又は未払金(支払手形を含む。以下この項において同じ。)により取得した場合において、当該借入金又は未払金に相当する金額については、当該借入金又は未払金の返済又は支払(新たな借入金又は未払金によるものを除く。)を行った会計年度において、返済又は支払を行った金額に相当する金額を基本金へ組み入れるものとする。

(基本金組入れに関する特例等)

38

……

2 知事所轄学校法人は、第4条の規定にかかわらず、基本金明細表を作成しないことができる。

3 前項の規定により基本金明細表を作成しない学校法人については、第30条第2項の規定は、適用しない。

(基本金組入れに関する特例等)

38

……

2 知事所轄学校法人は、第4条の規定にかかわらず、基本金明細表を作成しないことができる。

3 (削除)


 今日の議論は、ざっくりと本質を理解して、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) ☆ 基本金 

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