【寄付金】寄付金収入の計上年度【分析】事業団の新・財務比率

2015年11月18日

【計算書類】形態分類の例外「僅少」「きん少」基準とは何か?

わからないこんにちは! 今日は、学校会計の研修会でのご質問です。








<Q>形態分類の例外「僅少」「きん少」基準とは何か?

資金収支計算書の科目は、別表第一に説明があるますが、後段の(注)に

(注)

2 小科目に追加する科目は、形態分類による科目でなければならない。ただし、形態分類によることが困難であり、かつ、金額が僅少なものについては、この限りでない。

とあります。

ここで金額が「きん少」とは、いったいいくらのことですか?



<A>

 細かなことですが、確か、従来基準は「きん少」で改正基準では「僅少」となりました。

 資金収支計算書に、追加する小科目は、形態分類による科目が原則で、例外として金額僅少なものは、機能分類又は目的分類によることができると言う(注)です。



 さて、この「きん少」「僅少」の説明は、残念ですが学校会計の法規集にはみあたりません。そこで、基準の解釈は野崎先生の「基準詳説」(基準10条の解説部分のp46)を参考にしてみます。

追加する科目のうち、形態分類によることが困難であり、かつ金額がきん少なものについては、形態分類によらないことができる(別表第1(注)2参照)

 金額のきん少という基準を示すことは、学校法人の財政規模などによって一概にはいえないが、当該小科目の属する大科目の額の100分の1を超えるようなものは、きん少とはいえないものと考えられる。

 一方、大規模な学校法人では、大科目の額の100分の1でも極めて大きな額となるので、それが100万円を超えるようなものであればきん少とはいえないと考えられるので、大科目の100分の1を超えないばかりでなく、当該小科目の額が100万円を超えない場合に限って形態分類によらないことができるものと解すべきである。

 これをまた、言い換えると、

 いずれも、学校法人の実態により、またその規模、科目の設定方法によって相違するものと考えられるので、当面は学校法人の判断によって処理して差し支えない。形態分類によることが困難なものとは、例えば会議費支出、交際費支出等が考えられる。

 金額については、法人の規模がまちまちなので一律に金額をもって規定化することは適当でないが、例えば、それぞれの大科目の総額の1/100を超えない程度又は100万円を超えない程度の金額は、「僅少なもの」に該当すると考えてよいであろう。(詳説p146

 つまり、学校法人は、幼稚園法人から大学法人まであり規模がさまざまです。このため基準は一律の金額基準が決めるのにはちょっと無理があります。このため「僅少」という表現、判断基準になりました。金額のきん少基準は、「大科目の1/100」かつ「100万円以下」基準が一例でありました。
 

 今日は、野崎先生の基準詳説に助けられました。

 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) □□ 支出/経費 

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