2015年07月22日
【消費税】税込方式vs税抜方式
こんにちは!今日は、銀行出身の大学の事務長さんからのご質問です。
<Q>消費税の会計処理
学校会計では、決算書を税込み処理で作りますが、どうしてですか?
<A>
消費税の会計処理は、いわゆる税込方式と税抜方式がありますが、学校法人会計にあっては、下記の理由から税込方式を採用することが適当であるとされています。
(1)消費税の対象外取引及び非課税取引が主要な部分を占めるため、消費税の負担者となる法人が多いこと
(2)資金収支を主とする予算会計になじみやすいこと
(3)基本金対象資産に係る消費税を当該資産の取得価額に含めて処理することが財務の健全性の面から好ましいこと 等
ただし、特別の事情がある場合には、税抜方式を採用することができます。この場合、税抜方式を採用している旨及び控除対象外消費税の処理の方法を貸借対照表に注記することになっています。
参考:学校法人における消費税の会計処理及び監査上の取扱いについて(中間報告)(学校法人委員会報告第34号)
今日は、ここまでです。