【私学法】H26私立学校法の改正【活/区】「その他の活動による資金収支」の「小計」欄の意味

2015年07月08日

【監査】内部統制って何?

内部統制2こんにちは!今日は、高校法人の事務長さんからのご質問です。


<Q>内部統制とは何か?

 会計士さんがよく「内部統制」と言うのですが、感覚的にはわかるのですが、何のことでしょうか?


<A>

 内部統制とは、早わかりで言えば「学校法人の管理の仕組み」を言います。

 もともとは、英語の、Internal Control 」の和訳です。この英語を和訳していくと、「Internal」が内部で、「Control」が統制と言うことになり、内部を管理する仕組みとなるわけです。内部統制は、戦後、会計士業界で普及した言わば業界用語でしたが、最近は、一般書でも見かけるようになりました。


<説明>

 内部統制について、個人的にわかりやすいのは、「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準」(H19.2.15企業会計審議会)の説明です。サブノート的にまとめてみました。


1.内部統制の定義

 内部統制とは、基本的に、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全の4つの目的が達成されているとの合理的な保証を得るために、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング(監視活動)及びIT(情報技術)への対応の6つの基本的要素から構成される。


【内部統制の4つの目的】

目的

内容

(1)業務の有効性及び効率性

事業活動の目的の達成のため、業務の有効性及び効率性を高めることをいう。

(2)財務報告の信頼性

財務諸表及び財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性のある情報の信頼性を確保することをいう。

(3)事業活動に関わる法令等の遵守

事業活動に関わる法令その他の規範の遵守を促進することをいう。

(4)資産の保全

資産の取得、使用及び処分が正当な手続及び承認の下に行われるよう、資産の保全を図ることをいう。

(注)内部統制の目的はそれぞれに独立しているが、相互に関連している。


【内部統制の6つの基本的要素】

 内部統制の基本的要素とは、内部統制の目的を達成するために必要とされる内部統制の構成部分をいい、内部統制の有効性の判断の規準となる。

基本的要素

内容

(1)統制環境

・組織の気風を決定し組織内のすべての者の統制に対する意識に影響を与えるとともに、他の基本的要素の基礎をなし、リスクの評価と対応.統制活動、情報と伝達、モニタリング及びITへの対応に影響を及ぼす基盤をいう。

・統制環境としては、例えば、次の事項が挙げられる。

誠実性及び倫理観

経営者の意向及び姿勢

経営方針及び経営戦略

取締役会及び監査役又は取査委員会の有する機能

組織構造及び慣行

権限及び職責

人的資源に対する方針と管理

(2)リスクの評価と対応

・組織目標の達成に影響を与える事象について、組織目標の達成を阻害する要因をリスクとして識別、分析及び評価し当該リスクへの適切な対応を行う一連のプロセスをいう。

(3)統制活動

・統制活動とは、経営者の命令及び指示が適切に実行されることを確保するために定める方針及び手続をいう。

・統制活動には、権限及び職責の付与、職務の分掌等の広範な方針及び手続が含まれる。

(4)情報と伝達

・情報と伝達とは、必要な情報が識別、把握及び処理され、組織内外及び関係者相互に正しく伝えられることを確保することをいう。

(5)モニタリング(監視活動)

モニタリングとは、内部統制が有効に機能していることを継続的に評価するプロセスをいう。

(6)IT(情報技術)

・ITへの対応とは、組織目標を達成するために予め適切な方針及び手続を定め、それを踏まえて、業務の実施において組織の内外のITに対し適切に対応することをいう。


今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) ◎ 監査 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
【私学法】H26私立学校法の改正【活/区】「その他の活動による資金収支」の「小計」欄の意味