【引当金】「未収入金」vs「期末未収入金」の違い【株式】有価証券売却差額の表示

2015年05月13日

【経過的収支】 「預り金などの経過的な収支」の表示

質問こんにちは!ある私立高校でのご質問です。



<Q>「預り金などの経過的な収支」の表示

 資金収支計算書で純額表示できる「預り金などの経過的な収支」について教えてください。


<A>

 ご質問の内容は基準の第5条関連です。

(総額表示)

第5条 計算書類に記載する金額は、総額をもって表示するものとする。ただし、預り金に係る収入と支出その他経過的な収入と支出及び食堂に係る収入と支出その他教育活動に付随する活動に係る収入と支出については、純額をもって表示することができる。


 しかし、この基準5条の解説は学校会計の法規集には、ありません。そこで野崎先生の基準詳説p39を「預り金に係る収入と支出その他経過的な収入と支出」の解説部分を引用します。

ア 預り金とは、学校法人が取り扱う必要のある収支に関して受け入れた預り金のことであり、主に教職員から源泉徴収した所得税、社会保険料や修学旅行費等、支払委託の性格を持つものが多い。

 また経過的な収入と支出には、仮受金や仮払金等があるが、これらは期末において該当科目に振り替えられる必要があり、あまり発生することはない。

 そうすると経過項目には、「預り金」「仮受金」「仮払金」が説明されています。また、野崎先生の本には明示されていませんが、「仮受金や仮払金等」の「等」には立替金が含まれると考えられます。

 もともと学校法人会計は総額表示が原則です(5条)。しかし、これを全勘定に適用するとかえって金額だけが両建てでふくらんで決算書のわかりづらくなり、むしろ残高の方が重要な「預り金などの経過的な収入と支出」については純額表示を認めることにしたのです。

 なお、企業会計で似た言葉に、経過勘定項目(前払費用、未収収益、未払費用、前受収益)がありますが(企業会計原則注解5)、こちらとは別の概念です。

 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) ☆ 計算書類 

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