【固定資産】中古バスの耐用年数は?【文科省】学校法人における寄付金等及び教材料等の取扱いの適正確保について(通知)

2015年04月16日

【総額・純額】引当特定資産の繰入収入と繰入支出の表示

疑問こんにちは! 今日は、都内の短期大学法人でのご質問です。


<Q>減価償却引当特定資産の繰入収入と繰入支出の表示

 当年度は、減価償却引当特定資産について、繰入収入と繰入支出が何度もあり、大きな金額になっています。そこで、繰入収入と繰入支出を相殺したいと思うのですが、監査で問題になりますか?

※資金収支計算書

(大科目)その他の収入

   (小科目)減価償却引当特定資産からの繰入収入

(大科目)資産運用支出

   (小科目)減価償却引当特定資産への繰入支出


<A>

 引当特定資産の繰入収入と繰入支出の表示の問題ですね。

 表示については、学校法人会計基準第5条に定めがあります。ここでは、計算書類に記載する金額は、総額をもって表示することを原則にしています。総額表示の原則は、基準2の学校法人会計に関する一般原則のうち明瞭性の原則の具体的な内容の一つです(参考:野崎先生の基準詳説p32)。


 そして、基準5条のただし書きで純額をもって表示することができる範囲を、「預り金に係る収入と支出その他経過的な収入と支出」及び「食堂に係る収入と支出その他教育活動に付随する活動に係る収入と支出」と定めています。

 ただし書の趣旨は、学校法人の会計上あらゆる取引について画一的に総額表示を適用することは、かえって会計報告の目的に反する場合などもあることを考慮して、学校法人会計としての重要性の見地と当該取引の性質にかんがみ必ずしも総額表示を貫く必要がないと思われるもの、すなわち経過的な収支及び教育活動に付随する活動に係る収支について、収支の差額をもって表示すること(純額表示)を認めることにしました(参考:野崎先生の基準詳説p32)。純額表示はあくまでも特例です。


 この基準5条が理解できれば、引当特定資産の会計処理は簡単です。

 今回の減価償却引当特定資産の繰入収入と繰入支出については、基準の5条で相殺表示が認められていません。従って、総額表示を採用することになります。


 今日は、ここまでです。



kaikei123 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0) ★ 固定資産 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
【固定資産】中古バスの耐用年数は?【文科省】学校法人における寄付金等及び教材料等の取扱いの適正確保について(通知)