2014年11月14日
【基本金】基本金明細表の「未組入高」欄
<Q>基本金明細表の「未組入高」欄
基本金明細表の未組入高の読み方を教えて下さい。
<Q>
まず、未組入高の欄の基本です。
事項 | 要組入高 | 組入高 | 未組入高 | 摘要 |
建物建築 | 100 | 60 | 40 | 未払40 |
基準第9号様式の注4に未組入高の説明があります。
「4.未組入高の欄には、要組入高から組入高を減じた額を記載する。」
こうすると、
未組入高は要組入高100−組入高60=40で計算します。
次に号別にみます
事項 | 要組入高 | 組入高 | 未組入高 | 摘要 |
第1号基本金 第2号基本金 第3号基本金 第4号基本金 合計 | 100 − − 10 − | 60 30 10 10 110 | 40 − − 0 40 | 未払40 |
後は、野崎先生の詳説p136〜137の解説を引用します。
(イ)第1号基本金は、前期繰越高、当期組入高について、それぞれ要組入高、組入高を記載し、差額を未組入高として記載する。
……
(オ)第2号基本金、第3号基本金は、将来の事情に応じ変更もされ得るという予定的・可変的な性格を持っているため、要組入高の欄は「−」とし、その関係で未組入額も「−」としたものである。
(力)第4号基本金は、文部大臣の定める額の方式により算出した額が要組入高となる。なお、改正時の過渡的な措置として組入高によっては未組入高が発生することもある。
1号基本金、第4号基本金の未組入高の合計(当期末残高)は、貸借対照表の脚注に記載されることになる。
(キ)第1号基本金、第4号基本金の未組入高の合計(当期末残高)は、貸借対照表の脚注に記載されることになる。
今日は、ここまでです。