2014年05月29日
【予算書】貯蔵品の取り扱い
こんにちは! 地方の専門学校さんでのご質問です。
<Q>貯蔵品の取扱い
平成25年度の決算では、消費税がアップする関係で学校のパンフレット類を大量に発注し納品されました。決算では、貯蔵品で資産計上しました。
ところで、平成26年度では、貯蔵品はどうなるのですか? 消費収支計算書と資金収支計算書では違うのですが?
<A>
貯蔵品が計上されている場合、翌年度の資金収支と消費収支の金額が異なってきます。
仕訳で説明します。
ここでは、パンフレットは印刷製本費とします。
1.平成25年度
支出時
(資金収支仕訳) (借)印刷製本費支出 /(貸)現 金
(消費収支仕訳) (借)印刷製本費 /(貸)現 金
支出年度末
(消費収支仕訳) (借)貯蔵品 /(貸)印刷製本費
2.平成26年度
(消費収支仕訳) (借)印刷製本費 / (貸)貯蔵品
↓
つまり平成26年度は、印刷製本費が消費収支計算の方が資金収支計算書より多くなります。
もし仮に平成26年度末で、また、たくさん本が残っていれば、
(消費収支仕訳) (借)貯蔵品 / (貸)印刷製本費
今日は、ここまでです。