【新聞】2013年/専修学校この一年【資産】砂利の敷設の会計処理

2013年12月24日

【基本金】基本金組入額の内訳表(第4号様式・注3)

案内3こんにちは! 今日は、学校の財務担当理事の方から基本金組入額のご質問です。  

 

<Q>基本金組入額の記載方法

使途特定の寄付金を100もらって、校庭の脇に部活室を建てました。この場合、寄付者の気持ちをハッキリと消費収支計算書に表したいので下記のような表示はできますか? 

消費収支計算書

学納金

授業料

1000

寄付金

特別寄付金

100

基本金組入額

100

………………………………

………

帰属収入合計

1100

基本金組入額合計

△100

消費収入の部合計

1000

 

<A>

基本金組入額の記載方法について、学校法人会計基準の本文では、18に規定があります。

(消費収支計算書の記載方法)

18条 消費収支計算書には、消費収入の部及び消費支出の部を設け、消費収入又は消費支出の科目ごとに、当該会計年度の決算の額を予算の額と対比して記載するものとする。

2 消費収入の部に記載する消費収入は、当該会計年度の帰属収入の金額から第29条及び第30条の規定により当該会計年度において基本金に組み入れる額を控除する形式で表示するものとする。  

 基準の18条をみただけでは、特別寄付金から基本金組入額を直接控除することはできません。

 

では、次に第4号様式「消費収支計算書」を確認します。

すると、実務では、あまりみかけませんが、学校法人会計基準の「第4号様式 消費収支計算書」の(注)3に

「3.必要がある場合には、基本金組入額合計の内訳として、当該基本金に組み入れた金額の属する帰属収入の科目の次に、それぞれの基本金への組入額を、印を付して記載する様式によることができる。 」

とあります。

この「(注)3」の趣旨ですが、通常の基本金組入額の表示は、帰属収入から一括して差し引いて組み入れるので、どのような収入源泉から組み入れたのかが、はっきりしません。そこで、使途が特定されている特別寄付金や補助金があった場合には、購入した土地・建物などの固定資産との関係を紐付けして表示したい場合は、「必要がある場合」として特別寄付金、補助金などの個別の収入科目から基本金組入を認めたというわけです。

 

 今回のご質問は、この第4号様式の(注)3に当たりそうです。 ですから学校法人は個別表示が必要であると判断すれば、ご質問の表示方法が採用できることになります。ただし、基本金組入額の表示方法の継続性が求められます。  

 また、正確な記載方法は、ちょっと古い本ですが(「学校法人の基本金入門」p153。昭和56年。森谷伊三男先生。第一法規)、この本を参考にすると基本金への組入財源となる帰属収入の内訳別が基本金組入額を控除しています。少し簡略化して図解するとこんな感じです。

消費収支計算書

学納金

授業料

1000

基本金組入額

1000

寄付金

特別寄付金

100

基本金組入額

100

………………………………

………

帰属収入合計

1100

基本金組入額合計

△100

消費収入の部合計

1000


 もし単年度のことであれば、貸借対照表で「7.財政及び経営の状況を正確に判断するために必要な事項」として、寄付者の意思を注記する方法もあるでしょう。  

 

今日は、ここまでです。 



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kaikei123 at 06:59│Comments(0)TrackBack(0) ☆ 基本金 

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