【私学法第1条】法律の目的【私学法第3条】定義<学校法人>

2011年07月22日

【私学法第2条】定義<学校>

案内こんにちは! 第2条から第4条では、「学校」「学校法人」「所轄庁」の定義を説明しています。今日は、第2条の「定義」から「学校」です。

 

 

 

【私立学校法 第2条】(定義)

1 この法律において「学校」とは、学校教育法第1条に規定する学校をいう。

2 この法律において、「専修学校」とは学校教育法第124条に規定する専修学校をいい、「各種学校」とは同法第134条第1項に規定する各種学校をいう。

3 この法律において「私立学校」とは、学校法人の設定する学校をいう。

 

【解説】     

1.本条の趣旨

2条は、私立学校法で使う用語のうち「学校」、「専修学校」・「各種学校」、「私立学校」について、定義するものです。

 

個別に定義の学校をみていきます。

 

2.「学校」の定義(第1項)

 本法では「学校とは学校教育法第一条に規定する学校」と言うと、いわゆる皆さんがよく言う「一条校」、「一条学校」のことを言います。

<一条校>

では、学校教育法第1条をみると

「学校とは、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。」としています。

 ここで大学には短期大学を含みます。

 

<一条校以外の学校>

  専修学校(学校教育法第124),各種学校(同法第134条)

  特別の法律に基づく施設(防衛大学校,自治大学校,航空大学校,防衛医科大学校など)

  また,学校法人以外の者の設立する学校

すなわち,国・公立の学校や,学校教育法附則第6条により,当分の間設置を認められている個人立,宗教法人立,財団法人立等の幼稚園はここでいう私立学校ではありません。

なお,個人立等の幼稚園については,私立学校法附則第12項により,第4条第2号,第5条,第59条など私立学校法の一定の規定の適用については当分の間私立学校に含まれるものとされています。(この部分、小野先生の本のp51より引用)

 

3.専修学校、各種学校とは

 専修学校とは,学校教育法第124に規定される教育施設で「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し,又は教養の向上を図ることを目的として組織的な教育を行う」学校をいいます。

 具体的には、8分野の専修学校があります。

(1)工業関係…自動車整備…コンピュータ専門学校など

(2)農業関係…農業専門学校など

(3)医療関係…鍼灸・柔道整復師の専門学校など

(4)衛生関係…料理学校、製菓専門学校など

(5)教育・社会福祉関係…保育専門学校など

(6)商業実務関係…ビジネス専門学校など

(7)服飾・家政関係…洋裁専門学校など

(8)文化・教養関係…音楽専門学校など

 の8つの分野に分類しています。

 

 各種学校とは,学校教育法第134に規定される教育施設で、「一条校以外のもので,学校教育に類する教育を行う(専修学校を除く)」学校を言います。

和洋裁、そろばん、料理、編物手芸など生活に必要な技術,技能を教える身近な学校としての役割を果たしています。

 

4.私立学校とは

私立学校法第2条第3項では「私立学校」とは学校法人の設置する学校をいうとされていますが,この法律で学校は,一条校と指しています。

つまり、「私立学校とは、学校法人の設置する一条校」と言うことになります。

 

そうすると,専修学校と各種学校の設置のみを目的とする法人を設立できるのですが(私学法第64条第4項)は,これらの学校は一条校でないので私立学校法では学校法人ではないことになります。ただ、ややこしいのは,これら学校は準学校法人には、私立学校法第3章の規定が準用されて(私学法第64条第5項)、準学校法人と呼ばれます。そして、学校法人ではないのですが,名称として「学校法人」という文字を用いることが認められています(私学法第65)



kaikei123 at 07:24│Comments(0)TrackBack(0) 【法】 私立学校法・ミニ逐条解説 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
【私学法第1条】法律の目的【私学法第3条】定義<学校法人>