2009年10月19日
【資産】教育研究用機器備品って何だろう?
<Q>学校法人で、「教育研究用機器備品」と「その他の機器備品」の内容がピンと来ません。具体的な内容を教えてください。
<A>
まず機器備品の内容を説明します。機器備品と言うのは、形などの変更がなく長期間利用可能な物品で、消耗品でないものをいいます。いわゆる固定資産の機器、部品類が該当します。
消耗品でないものと言うのは、少なくとも耐用年数1年以上で、その価額が一定金額以上のものを指します。
そして、「教育研究用機器備品」と「その他の機器備品」の区分については文部省の昭和46年11月の通知「教育研究経費と管理経費の区分について」(雑管第118号)を参考にします。
サクッと、もう少し具体的に説明すると
教育研究のために使用される(つまり授業で使われる。学生全員に直接関係する。)機器設備、工具器具備品をいいます。学生用の机、椅子、理科教育用の実験設備や運動具、音楽室の楽器類など多くのものがこの科目に含まれます。
教育研究用以外の機器備品(つまり授業で使われれない)がこの科目に入ります。事務室、理事長室などにある管理部門の什器備品が該当します。
他にも、食堂、寮などの厨房設備、什器備品などが含まれます。
なお、企業会計の慣れている方には、学校法人会計では、「機器備品」と言っており「器具備品」ではありません。
kaikei123 at 07:27│Comments(0)│
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