2008年04月14日
【学納金】授業料の一部減額
こんにちは! 新年度が始まりましたね。
今日は、大学、高校でよく見られる授業料の減免はご質問です。
<Q>私の学校の授業料は、年間40万円ですが、成績優秀者には奨学生と授業料を10万円減額しています。生徒は、差額の30万円の納付をします。会計処理はどうなりますか?
<A>
学校会計では、学校の活動の収支を総額で表すという視点から、まず授業料減免前の金額40万円をいったん計上し、減免額を(大科目)教育研究経費の(小科目)奨学費(支出)とします。
<参考仕訳>
(借)現金預金 40/(貸)学生生徒等納付金(収入)40
(借)奨学費(支出)10/(貸)現金預金 10
<企業会計の視点>
本来、経済活動があってそれを会計は、勘定科目と数値で置き換えたものです。
しかし、ここでは30万円しか入金がないのに、仕訳はいったん40万円で入金処理します。みなしの会計処理を採用しています。