2007年10月03日
【経営】学校経営の着眼点
こんにちは! 今日は、学校経営の今後の着眼点と経営リスクを考えてみます。
学校法人は、少子化の中、自立的な経営が要請されていますが、他方で事業目的は教育研究という公共性を有するとともに、ほとんどの学校法人は国や地方公共団体から補助金の交付を受けているため各種の規制を受けています。
法人存続のために、学校経営の今後の着眼点をまとめてみます。
逆に言うと、経営上のリスクといえます。
1 将来の収入の見込み
・学校の競合関係
・株式会社による学校の設立認可の動向
・税法上の収益事業の有無、内容
・補助金給付の制度改正
・カリキュラムの見直し
2 施設設備の投資計画
・今後の設備計画と資金の調達
・学校の立地
→今は学食がカフェテラスの時代ですね。
3 資金調達の方法
・運転資金の確保
・設備資金の確保
→補助金も大切ですが、設備の2号資金を忘れてない。
4 関連当事者との取引
オーナー系の学校法人に予想される関連当事者との取引。恣意性が介入する余地があり、特に透明性が要求されます。
→監査でも注目されています。
5 関係する団体等との取引
・関係する団体等との取引の有無、内容
6 財務状況
・負債構成
・含み損のある資産
・教職員の退職金の引当不足
→規模が小さい法人では、退職金に注意です。
以上、気をつけたいところです。