2007年05月14日
【基準9条】資金収支計算書の記載方法
こんにちは! 学校法人会計基準を読み込んで行きます。
第6条から、「第2章 資金収支計算及び資金収支計算書」に入っています。
今日は、基準第9条(資金収支計算書の記載方法)です。
第9条 (資金収支計算書の記載方法)
資金収支計算書には、収入の部及び支出の部を設け、収入又は支出の科目ごとに当該会計年度の決算の額を予算の額と対比して記載するものとする。
【解説】
1.本条の趣旨
本条は資金収支計算書の記載方法の基本的事項について規定しています。具体的な計算書の様式は、基準・第1号様式があります。
2.収入の部と支出の部
資金収支計算書には、収入の部と支出の部を設け、それぞれに収入又は支出の科目を設けることとしています。
3.予算実績対比
学校法人の会計は、予算に基づいて運営されるのなので、その結果を示す資金収支計算書は、予算額と決算額との比較が可能なように記載することとしています。
サンプルで情報公開されている慶應義塾大学(平成17年度)の資金収支計算書を見てみます。確かに、決算と予算が対比して開示されています。