2005年09月30日
【改正基本金】建設仮勘定と基本組入れ
こんにちは。今日は今回改正された、「建設仮勘定と基本金」を解説します。
<Q>現在校舎を建設中で、この工事関係の支払額2000万円は建設仮勘定で処理されています。工事完成は次年度の予定ですが、基本金組入れの時期は、工事引渡しを受け精算振替の時でよいでしょうか。
建物の建築総額 8,000万円
工事関係の支払額 2,000万円(前年度までの建設仮勘定組入額合計)
<A>建設仮勘定は、通常、固定資産への支出になります。そして、学校法人会計基準第30条第1項第1号に該当する限り、建設仮勘定への支出年度にその支出額を組み入れることになります。
次年度以降の工事完成年度には、建物等の建設総額8,000万円から、前年度までに組入れ済みの建設仮勘定相当額を控除した額6,000万円が基本金要組入額となります。
(改正学校法人会計問答集Q&A第16号 2−12)