【基本金】未組入高の決定【基本金】未組入高の計算(2)

2005年08月28日

【基本金】未組入高の計算

案内こんにちは! 今日は、「未組入高の計算」の話をします。

 

<Q>校舎の改築を1000でしましたが、下記の場合には未組入高はいくらになるでしょうか。

 

(資金の内訳)

第2号基本金に係る自己資金200

上記以外の自己資金500

借入金300

 

除却した旧校舎に係る基本金600

 

<A>

未組入高を算定するには基本金と資金との対応関係を次にように考える必要があります。

新校舎に係る基本金要組入額  1000

除去した旧校舎に係る基本金  −600

2号基本金からの振替額    −200

要組入高       200

 

新築校舎の基本金で既に組み入れられているのは、除却した旧校舎に係る基本金額600と第2号基本金として組み入れられている200(第1号基本金に振り替えられる。)であり、差し引きした200が組み入れられていないこととなります。

 

一方、資金は、第2号基本金に係る自己資金200が積み立てられてあり、残りの800の資金が自己資金と借入金によりまかなわれています。

 

上記のうち、基本金と資金とは対応関係が明確になっていませんが、未組入高の算定の際には既に基本金に組み入れられている分について取崩しをしないものとし、組み入れられていない200についてはその金額の範囲内で基準第30条第3項により借入金による未組入高として翌年度以降に繰り延べる額を算定します。

 

したがって、借入金は300ですが組み入れられていないのは200であるので、200が借入金による未組入高となる。

 

(改正学校法人会計問答集Q&A第16号 2-7



kaikei123 at 05:00│Comments(0)TrackBack(0) ☆ 基本金 | 《特集》H17改正基本金

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