2006年09月

2006年09月25日

【学校特有21】「その他の固定資産」って何だ?!

その他の固定資産(国債)  こんにちは! 月曜日は、「学校会計の特有の会計処理」をピックアップして連載しています。今日は、「その他の固定資産」の話です。

 

 借地権

 企業会計では固定資産を「有形固定資産」「無形固定資産」「投資その他の資産」に分類します。しかし、学校法人会計では「有形固定資産」と「その他の固定資産」に中科目分類し、さらにそれぞれの小科目(土地、建物など)に分類します。

 

 今日の「その他の固定資産」は学校会計独自の中分類です。さらに小科目については、学校法人会計基準の別表にひな型があるので見てみましょう。今日はここまでです。

その他の固定資産(表)



kaikei123 at 08:08|PermalinkComments(1)TrackBack(0)《特集》 学校会計特有の処理 

2006年09月18日

【学校特有粥曚錣りずらい資金支出調整勘定

資金調整勘定

 こんにちは! 月曜日は、「学校会計の特有の会計処理」をピックアップして連載しています。とうとう20回目を迎えました。

 今日は、資金調整勘定の話です。企業会計では未払金、支払手形に相当します。資金調整勘定は、企業会計ではない概念なので、はじめは違和感があるところです。

 

 

資金調整勘定(精算所) 資金収支調整勘定は、資金収支計算書にでてきます。具体的に言うと、資産を掛けで購入した場合は、実際のお金はまだ支出されていません。しかし、決算時にこのようなものがある場合には、資金収支計算書では期末未払金といった「資金支出調整勘定」を使用します。そして翌年度に支払を行ったときに、「その他の支出」の「前期末未払金支払支出」で処理します。

 

車両(スクールバス)【例題】平成18年3月31日にスクールバスを100で掛けで購入し、代金は4月30日に払った。

 

◆資金収支計算書

 平成18年3月31日

(借)車輌支出 100 (貸)期末未払金 100

と処理します。このとき、資金収支計算書上では、車輌支出100、期末未払金△100として表示されます。

 

資金調整勘定(精算所)

 資金支出調整勘定は、資金の実際の支出はないのですが、当年度の活動に対応する支出として計上された支出項目の調整勘定であるため、表示上△表示されます。マイナス処理することによって、翌年度繰越支払資金を実際残高に一致させることができます。

そして翌年度に4月30日に代金を払ったときは、資金収支計算書で「その他の支出」のや「前期末未払金支払支出」を利用して現金の残高を合わせます。

 平成18年4月30日

(借)前期末未払金支出支払 100(貸)現金 100

 まるで資金調整勘定は「精算所」のような感じですね!

 

◆消費収支

 企業会計と同じです。



kaikei123 at 07:21|PermalinkComments(3)TrackBack(0)《特集》 学校会計特有の処理 

2006年09月11日

【学校特有魁杰渊颪硫餬彌萢(総まとめ)

図書 こんにちは! 月曜日は、「学校会計の特有の会計処理」をピックアップして連載しています。今日は、今まで何度か紹介しました「図書の会計処理(総まとめ)」です。

 図書は、学校会計特有の有形固定資産であり一般企業ではありません。その会計処理を7つの場面に整理しました。

 

1.資産計上する場合

 長期間にわたって保存使用することが予定される図書は取得価額の多寡にかかわらずすべて固定資産として計上しなければなりません。

 

2.減価償却は原則しない

 固定資産に計上された図書は原則として減価償去を行いません。

 除却が行ゎれた場合には取得価額相当額を消費支出(資産処分差額)に計上します。

 ただし、除却による経理が困難な場合は、総合償却(グループ償却)による減価償却が認められています(「図書の会計処理について(報告)」について(通知)雑管第115号)。

 

 この場合、耐用年数を何年にするかが問題となりますが、「学校法人委員会報告第28号学校法人の減価償却に関する監査上の取扱いについて」の耐用年数表では、図書は原則として減価償却を行わないこと、合理的な耐用年数を定めるに足る資料がないことなどを理由として、図書の耐用年数を定めていません。

 

 したがって、実務では耐用年数は各学校法人で自主的に決定せざるを得ません。その際、例えば貴重本は償却せず、それ以外のものを2〜3に区分し、耐用年数を10年以上の長期にする(償却期間が短いと、各年度の償却額が追加購入額を上回ってしまう可能性があるため)等を考慮することが必要と思われます。

 

3.経費処理する場合もある

 学習用図書、事務用図書等のように、通常その使用期間が短期間であることが予想される図書は、取得した年度の経費支出(資金収支の「出版物費支出」または「消耗品費支出」)として取り扱うことができます。この場合、金額の多寡ではなく、資産性の有無によって判断することとなるため、単に金額が低いというだけで経費とすることは適当ではありません。

 

4.取得価額の決め方

 図書の取得価額については、原則として取得に要する経費を含まないものとされています。

 

 また、大量購入等による値引額および現金割引額を購入後に受けたときは、取得価額から控除せず、「雑収入」として処理することができます。他方、支払時に値引分を差し引いて支払った場合には、その金額をもって取得価額とすることができます。

 

5.雑誌等を合冊製本した費用

 経費として処理された雑誌等を合冊製本して長期間にわたって保存する図書とする場合は、その合冊製本に要した費用をもって取得価額とすることができるとされています。

  

6.図書と類似するもの

 テープ、レコード、フイルム等、図書と類似の役割を有する諸資料は、利用の形態に従い、図書に準じた会計処理が要求されています。

 これについて財団QAでは、「図書同様に視聴覚を通じて直接教育に供し得るものについては、図書支出とし、直接視聴覚に訴えるものでなく、間接的に目的を達し得るものは消耗品支出とする。」としており、これによれば、ビデオテープなども図書に含まれることになります。

 

 また、コンピュータ・ソフトも内容や利用の態様が図書と同様と認められるものについては、図書に準じて処理することも可能とされています。

 

7.出版物費支出と図書支出の区分

 資金収支計算書の経費支出に「出版物費支出」、設備関係支出に「図書支出」がある場合、これらをどのように区分するかという問題があります。これについては、

◆通常その使用が短期間であることが予定される図書(上記3)は「出版物費支出」とし、

◆長期間にわたって保存、使用することが予定される図書(上記1)は、取得価額の多少にかかわらず「図書支出」として処理することとされています。

  

 それと、図書については「図書の会計処理について(報告)」(雑管115号)について(通知)は必ず読んでおきましょう!

 

(出典:学校法人会計の実務ガイド・あずさ監査法人編) 



kaikei123 at 07:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)《特集》 学校会計特有の処理 | ★ 固定資産/図書

2006年09月04日

【学校特有押枴篏金で購入資産した少額物品

 こんにちは! 月曜日は、「学校会計の特有の会計処理」をピックアップして連載しています。今日は、「補助金で購入資産した少額物品」の話です。

 

 補助金により購入した少額の物品については、固定資産問答集1−4で説明されています。ではみてみましょう。


固定資産問答集1−4

国または地方公共団体から受けた補助金で購入した物品のうち,学校の経理規程上の基準額を下回るものは,固定資産として計上する必要はありません。消耗品費で処理します。

 

 台帳2つの注意点

―螻軣などで指示にあるときはそれにしたがって下さい。

 

固定資産に計上せず消耗品費支出等の経費処理を行ったものについても,補助金によって取得された物品の性質上,その管理については,物品の管理台帳を整備するなど,適切な管理を行うことが求められていますので十分留意して下さい。



kaikei123 at 07:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)《特集》 学校会計特有の処理